研究課題/領域番号 |
22656068
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
長尾 雅行 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30115612)
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連携研究者 |
村上 義信 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10342495)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 300千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 極低温 / 紙-氷絶縁 / PPLP / 絶縁破壊 |
研究概要 |
本研究では、絶縁紙-氷複合絶縁系の電気絶縁特性を解明し、高温超電導ケーブルにおける新しい極低温電気絶縁構成の開発を促進することを目的とした.主な結果は下記の通りである. (1)絶縁紙-氷複合絶縁系の極低温領域における静電容量特性と交流絶縁破壊特性を評価した. KP-氷複合絶縁系は、液体窒素に浸漬したKP絶縁系よりも、低容量化し、高い絶縁破壊の強さを有することがわかった.このことから、紙-氷複合絶縁系を適用することにより、低容量かつ高耐圧又はコンパクトな超電導ケーブルが実現できる可能性が示された. (2)極低温領域における多層絶縁紙(PPLP)自身の絶縁破壊の強さは、絶縁紙単体より高いことがわかった.さらに、正極性の絶縁破壊の強さは、負極性よりも高いことがわかった.これは、負極性課電時においては、負電荷が絶縁紙内に蓄積する又はPP内に電荷が侵入しないことより、実効厚さを薄くすることで絶縁破壊の強さが低下したと考えられる.
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