研究課題
挑戦的萌芽研究
同位体置換したガラスの性質から, 構成原子の大きさや電気陰性度が同じで質量のみが異なるときの物性変化が判る。本研究では酸化物ガラスの熱物性と粘性の本質に対する理解を深めるため,これらの性質に対するホウ素の同位体効果を研究した。その結果,同位体を混合すると固体状態での熱伝導が低下することと,融液状態での粘度が低下することを見出した。これらは共に,同位体の混合で原子の熱振動が局在化することで説明できた。またこれらの成果より,同位体の置換がガラスの物性制御に有効であると判った。
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NEW GLASS
巻: 27.4 ページ: 20-23
熱測定
巻: 39.3 ページ: 106-111
40019359972