研究課題/領域番号 |
22656182
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
反応工学・プロセスシステム
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中川 浩行 京都大学, 環境安全保健機構, 准教授 (40263115)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,240千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | 廃水処理 / フェントン反応 / 酸化分解 / フェライト触媒 / 触媒 |
研究概要 |
本研究では、フェントン酸化における鉄スラッジの発生抑制と無機化の促進を目的として、固体で磁気分離可能なフェライト触媒用いて光照射と組み合わせる方法を検討した。フェライト触媒をフェノールの分解触媒として検討したところ、酸性条件下では、光照射なしでも分解が進行したが、触媒から溶出した鉄イオンの影響であった。鉄イオンの溶出を抑制する方法として、反応時のpHを中性にしたところ、鉄イオンの溶出を抑制することができ、さらに光照射と組み合わせることで分解が進行した。検討した触媒の中では、銅フェライト触媒の場合が最も高い無機化率を達成できた。最も分解が進行したのは、銅フェライト触媒を125 mg/L投入した場合で、100 mg/Lのフェノールを3時間処理することによって炭素基準で90%以上CO2まで酸化分解することに成功した。
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