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新規リボソーム・ディスプレイ法の開発と非天然型ペプチド阻害剤の創出

研究課題

研究課題/領域番号 22656193
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生物機能・バイオプロセス
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

和田 章  独立行政法人理化学研究所, 化合物ライブラリー評価研究チーム, 専任研究員 (90443051)

研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2010年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
キーワード非天然型ペプチド / リボソームディスプレイ法
研究概要

これまで、20種類の天然(L)型アミノ酸でランダムに構成したペプチド集団(ライブラリー)を合成し、その中から"標的分子に対して特異的に結合する特殊なペプチド(ペプチドアプタマー)"を選択する「安定型リボソーム・ディスプレイ法」め開発に成功してきた。そこで、これまでに得られた知見を活用し、標的分子に対する特異的結合性とプロテアーゼ耐性の機能を発現する「非天然型ペプチド」を創出する「新規リボソーム・ディスプレイ法」の基礎開発を目指した。
本研究課題では、まず、非天然型アミノ酸を組み込んだペプチドおよびペプチドライブラリーを合成するための新たな基礎技術の開発に取り組んだ。具体的には、非天然型アミノ酸を化学的に修飾したtRNA合成とそれらで再構成した無細胞タンパク質合成系の新規構築である。そして、今回開発した新たなタンパク質合成系の利用により、非天然アミノ酸を部位特異的に導入した人工ペプチドを試験管内にて合成することに成功した。これらの成果の一部は、国内シンポジウムや国際会議などにおいて発表するに至っている。さらに現在は、このタンパク質合成系を利用した新規リボソーム・ディスプレイ法を独自に確立するため、特許申請を視野に入れた開発段階へと移行している。それゆえ、近年、世間を騒がせている新型インフルエンザなどのウイルスの感染機能を阻害するような「非天然型ペプチド」を迅速に創出する新技術として確立する目途が立った。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2011 2010

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] Development of Next-Generation Ribosome Display Technologies2011

    • 著者名/発表者名
      Akira Wada
    • 学会等名
      BIT Life Sciences' 3rd Annual International Congress of Antibodies 2011 (ICA-2011)
    • 発表場所
      China (Beijing)(招待講演)
    • 年月日
      2011-03-23
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 新規リボソームディスプレイ法による人工ペプチド機能の創出2010

    • 著者名/発表者名
      和田章
    • 学会等名
      理研若手研究会「新規材料創製を目指した合成生物学」
    • 発表場所
      理化学研究所(和光市)
    • 年月日
      2010-11-19
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 化学的合成と進化的選択の融合による人工生命分子の創成2010

    • 著者名/発表者名
      和田章
    • 学会等名
      理研シンポジウム:統合バイオナノシステム研究がもたらすイノベーション基盤の新展開
    • 発表場所
      理化学研究所(和光市)(招待講演)
    • 年月日
      2010-08-06
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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