基部陸上植物苔類ゼニゴケを用いた順遺伝学研究手法の確立

• 研究課題/領域番号: 22657013
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 植物分子生物・生理学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 河内 孝之 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 教授 (40202056)
• 連携研究者: 石崎 公庸 京都大学, 大学院・生命科学研究科, 助教 (00452293) ; 大和 勝幸 近畿大学, 生物理工学部, 准教授 (50293915)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,430千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 330千円); 2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2010年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
• キーワード: 苔類 / 比較ゲノム / 陸上植物進化 / モデル生物 / ゼニゴケ / モデル植物 / 遺伝地図 / T-DNAタギング / 遺伝子ターゲティング / 苔類ゼニゴケ / 機能ゲノミクス / 半数体 / ゲノム物理地図

研究概要

陸上植物進化の基部に位置する苔類ゼニゴケを材料に順遺伝学的な分子遺伝学研究の基盤技術を開発した。標準株(宝ヶ池系統)と比較対照株(北白川系統)の間のDNA多型を網羅的に抽出し、高密度遺伝地図の作成を進めた。T-DNAタギング法を応用し、形態異常を示す変異体や植物ホルモンオーキシン応答変異体を分離し、その原因遺伝子を同定した。ゼニゴケの突然変異体から原因遺伝子を単離する技術の基盤が整備できた。

研究成果

• [雑誌論文] Visualization of auxin-mediated transcriptional activation using a common auxin-responsive reporter system in the liverwort Marchantia polymorpha (2012)
  • 著者名/発表者名: Ishizaki K., Nonomura M., Kato H., Yamato K.T., Kohchi T.
  • 雑誌名: Journal of Plant Research 巻: 125 号: 5 ページ: 826-834
  • DOI: 10.1007/s10265-012-0477-7
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evolutionarily conserved regulatory mechanisms of abscisic acid signaling in land plants : characterization of ABSCISIC ACID INSENSITIVE1-like type-2C protein phosphatase of the liverwort Marchantia polymorpha L (2010)
  • 著者名/発表者名: Tougane, K., Komatsu, K., Bhyan, S. B., Sakata, Y., Ishizaki, K., Yamato, K. T., Kohchi, T., and Takezawa, D.
  • 雑誌名: Plant Physiol 巻: Vol.152 ページ: 1529-1543
  • URL: http://dx.doi.org/10.1104/pp.110.153387
  • 査読あり
• [雑誌論文] Characterization of the heme oxygenase protein family in Arabidopsis thaliana reveals a diversity of functions. (2010)
  • 著者名/発表者名: Gisk, B., Yasui, Y., Kohchi, T., Frankenberg-Dinkel, N.
  • 雑誌名: Biochem.J 巻: 425 ページ: 425-434
  • 査読あり
• [雑誌論文] Evolutionarily conserved regulatory mechanisms of abscisic acid signaling in land plants : characterization of ABSCISIC ACID INSENSITIVE1-like type-2C protein phosphatase of the liverwort Marchantia polymorpha L. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tougane, K., Komatsu, K., Bhyan, S.B., Sakata, Y., Ishizaki, K., Yamato, K.T., Kohchi, T., Takezawa, D.
  • 雑誌名: Plant Physiol. 巻: 152 ページ: 1529-1543
  • 査読あり
• [学会発表] モデル植物ゼニゴケで探る陸上植物の普遍原理と多様性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 遺伝子機能を自在に研究できるモデルへ～ゲノム・突然変異体・形質転換～ (2012)
  • 著者名/発表者名: 石崎公庸、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] T-DNAタギング法による苔類ゼニゴケオーキシン低感受性変異体の単離と解析 (2012)
  • 著者名/発表者名: 武田真由子、加藤大貴、石崎公庸、河内孝之
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] モデル植物ゼニゴケで探る陸上植物の普遍原理と多様性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(招待講演)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] 遺伝子機能を自在に研究できるモデルへ～ゲノム・突然変異体・形質転換～ (2012)
  • 著者名/発表者名: 石崎公庸、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第53回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 京都産業大学(招待講演)
  • 年月日: 2012-03-16
• [学会発表] Tran genesis of the liverwort Marchantia polymorpha and its application to developmental genetics (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishizaki, K. and Kohchi, T.
  • 学会等名: XVIII International Botanical Congress
  • 発表場所: メルボルン(オーストラリア)
  • 年月日: 2011-07-25
• [学会発表] Transgenesis of the liverwort Marchantia polymorpha and its application to developmental genetics (2011)
  • 著者名/発表者名: Ishizaki, K., Kohchi, T.
  • 学会等名: XVIII International Botanical Congress
  • 発表場所: メルボルン(オーストラリア)(招待講演)
  • 年月日: 2011-07-25
• [学会発表] 半数体植物ゼニゴケにおける順遺伝学的解析手法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石崎公庸、増田晃秀、齊田有桂、水谷未耶、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 日本農芸化学会2011年度大会
  • 発表場所: 京都女子大学
  • 年月日: 2011-03-27
• [学会発表] 苔類ゼニゴケにおける時計機構と生長相制御の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 久保田茜、久保田佐綾、村中智明、石崎公庸、大和勝幸、青木摂之、小山時隆、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] 苔類ゼニゴケにおける分子遺伝学の基盤整備:T-DNAタギング法による順遺伝学的解析手法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 増田晃秀、石崎公庸、齊田有桂、水谷未耶、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] γ線照射胞子より単離したゼニゴケオーキシン耐性株の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野々村麻衣子、石崎公庸、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2011-03-22
• [学会発表] 苔類ゼニゴケにおける時計機構と生長相制御の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 久保田茜、久保田佐綾、村中智明、石崎公庸、大和勝幸、青木摂之、小山時隆、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(震災に伴い開催中止、講演要旨集発行 要旨集による)
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 苔類ゼニゴケにおける分子遺伝学の基盤整備:T-DNAタギング法による順遺伝学的解析手法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 増田晃秀、石崎公庸、齊田有桂、水谷未耶、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(震災に伴い開催中止、講演要旨集発行 要旨集による)
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] γ線照射胞子より単離したゼニゴケオーキシン耐性株の解析 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野々村麻衣子、石崎公庸、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 第52回日本植物生理学会年会
  • 発表場所: 東北大学(震災に伴い開催中止、講演要旨集発行 要旨集による)
  • 年月日: 2011-03-21
• [学会発表] 半数体植物ゼニゴケにおける順遺伝学的解析手法の確立 (2011)
  • 著者名/発表者名: 石崎公庸、増田晃秀、齊田有桂、水谷未耶、大和勝幸、河内孝之
  • 学会等名: 日本農芸化学会2011年度大会
  • 発表場所: 京都女子大学(震災に伴い開催中止、講演要旨集発行 要旨集による)
  • 年月日: 2011-03-05
• [学会発表] ゼニゴケのモデルとしての特長 (2010)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-09-10
• [学会発表] ゼニゴケのモデルとしての特長 (2010)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 中部大学(愛知県)(招待講演)
  • 年月日: 2010-09-10
• [学会発表] 苔類ゼニゴケの環境応答と発生制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 中部大学
  • 年月日: 2010-09-09
• [学会発表] 苔類ゼニゴケの環境応答と発生制御 (2010)
  • 著者名/発表者名: 河内孝之
  • 学会等名: 日本植物学会第74回大会
  • 発表場所: 中部大学(愛知県)(招待講演)
  • 年月日: 2010-09-09
• [備考]
  • URL: http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/labs/plantmb/
• [備考]
  • URL: http://marchantia.pmb.lif.kyoto-u.ac.jp/