研究課題
挑戦的萌芽研究
26Sプロテアソームはユビキチン依存的タンパク質分解系の最終段階を担う2.5 MDaの巨大なタンパク質分解酵素複合体である。酵母やある種のがん細胞において、プロテアソームは主に核に局在することがしられている。プロテアソームは66個のサブユニットから形成されるため、分子集合のどこかのタイミングで核に移行しなくてはならない。従来、プロテアソームの核移行について分子集合の中間体で核に移行するというモデルが提唱されてきたが、その詳細は不明である。本研究では、プロテアソームサブユニットに蛍光タンパク質を融合した出芽酵母プロテアソーム蛍光タグ融合株を作製し、生細胞イメージング手法の一つ蛍光相互相関分光法によりプロテアソーム動態を解析した。その結果、細胞質および核のどちらにおいてもプロテアソームサブユニットはほぼ全てプロテアソーム複合体に取り込まれ安定に存在することが明らかとなった。また、プロテアソームの核移行に欠損を示すインポーティンα変異体においても同様の結果が得られた。よって、26Sプロテアソームは細胞質で完成し、ホロ酵素として核膜孔を通過し核局在することが示唆された。
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