研究課題
挑戦的萌芽研究
いもち病菌の非病原力遺伝子が、雑草を介して水平移動してきたことを示す証拠がないかどうか検討した。まず、Pitaに対応するAVR-Pitaについて検討したところ、その同一ホモログ(AVR-Pita2)がキビ菌とメヒシバ菌に存在することを見出した。さらに、Piiに対応するAVR-Piiについて検討したところ、ホモログの一つAVR-Pii2がイネ菌とCenchrus菌(Pyricularia sp.)に、他のホモログAVR-Pii3がコムギ菌とCenchrus菌(Pyricularia sp.)に存在することを見出した。これらのことから、いもち病菌の非病原力遺伝子は、一般的性質として種を超えて水平移動しうると考えた。
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PLoS Pathogens
PloS Pathogens
巻: e1002147(web) 号: 7 ページ: 1020147-1020147
10.1371/journal.ppat.1002147