プロラクチン発現低下を起点としたダイオキシン後世代毒性発症機構の解析

• 研究課題/領域番号: 22659026
• 研究種目: 挑戦的萌芽研究
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境系薬学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 山田 英之 九州大学, 薬学研究院・分子衛生薬学分野 (40142351)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 3,000千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 300千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
• キーワード: 食品衛生学 / ダイオキシン / プロラクチン / 成長ホルモン / 成長遅延 / 育児能力 / 未成熟 / 発達障害

研究概要

高毒性ダイオキシン(2, 3, 7, 8-テトラクロロジベンゾ-p-ダイオキシン; TCDD)が育児母の脳下垂体・プロラクチン(PRL)低下、並びに児の脳下垂体・成長ホルモン(GH)低下を介して児の成長停滞を惹起する可能性について研究を行った。妊娠15日目の母ラットにTCDD(経口、1μg/kg)を与えて検討した結果、出生直後の出生児死亡には胎児.新生児のGH低下が、また出生後の成長遅滞や未成熟の固着には育児母のPRL低下等の他の要因が寄与する可能性が推定された。

研究成果

• [学会発表] TCDDによる発達障害の分子機構:母体prolactinおよび児の成長ホルモン低下を介する機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀
  • 学会等名: 日本薬学会九州支部大会
  • 発表場所: 福岡大学(福岡)
  • 年月日: 2011-12-10
• [学会発表] TCDD母体曝露による児の発育への影響とその機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀
  • 学会等名: フォーラム2011:衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 金沢エクセルホテル東急(金沢)
  • 年月日: 2011-10-28
• [学会発表] TCDDによる発達障害の分子機構:母体prolactinおよび児の成長ホルモン低下を介する機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀,武田知起,田浦順樹,島添隆雄,石井祐次,内博史,月森清巳,古江増隆,山田英之
  • 学会等名: 日本薬学会九州支部大会
  • 発表場所: 福岡
• [学会発表] TCDD母体曝露による児の発育への影響とその機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀,武田知起,田浦順樹,島添隆雄,石井祐次,内博史,月森清巳,古江増隆,山田英之
  • 学会等名: フォーラム2011 :衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 金沢
• [学会発表] TCDD曝露による母体prolactinおよびoxytocinの低下:児の発達障害の機構 (2011)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀,武田知起,田浦順樹,石井祐次,山田英之
  • 学会等名: 日本薬学会第113年会(発表認定、会は震災のため中止)
  • 発表場所: 静岡
• [学会発表] TCDD母体曝露による児の発達障害:prolactin低下を介する機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀、武田知起、石井祐次、山田英之
  • 学会等名: フォーラム2010衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 星薬科大学 百年記念館
  • 年月日: 2010-09-10
• [学会発表] TCDD母体曝露による児の発達障害:prolactin低下を介する機構 (2010)
  • 著者名/発表者名: 藤井美彩紀,武田知起,石井祐次,山田英之
  • 学会等名: フォーラム2011 :衛生薬学・環境トキシコロジー
  • 発表場所: 金沢(若手優秀研究者賞受賞
• [備考]
  • URL: http://eisei.phar.kyushu-u.ac.jp/
• [備考]
  • URL: http://eisei.phar.kyushu-u.ac.jp/