研究課題/領域番号 |
22659177
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
田中 知明 千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (50447299)
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研究分担者 |
龍野 一郎 東邦大学, 医療センター佐倉病院, 教授 (80282490)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
3,210千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 210千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | p53 / 転写因子 / エネルギー調節 / 細胞内代謝 / エピジェネティクス |
研究概要 |
糖尿病が発癌リスクを高める一方、p53遺伝的多型が生活習慣病に関与する事実が報告され、両者を結ぶ共通の分子機序が注目されている。ゲノムワイド解析からp53下流としてグルタミン代謝に関与するPhosphate Activated Glutaminase (GLS2)を同定した。p53-GLS2経路の解析ではグルタチオンを介したp53依存的抗酸化作用とαケトグルタル酸を介した好気的エネルギー産生機構が示された。肥満マウスの脂肪組織におけるGLS2の発現増加に加え、in vitro・vivoにおける腫瘍抑制作用が確認された。GLS2はグルタミン代謝を介してp53によるROS・エネルギー代謝調節機能を担うことで、癌と生活習慣病を結ぶ分子機構に関与している可能性が示唆された。
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