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がん治療用高エネルギー重粒子発生ECR-IPAC装置の原理実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 22659218
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 放射線科学
研究機関東京工業大学

研究代表者

服部 俊幸  東京工業大学, 原子炉工学研究所, 教授 (50134648)

研究分担者 林崎 規託  東京工業大学, 原子炉工学研究所, 准教授 (50334537)
研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードがん治療装置 / 高エネルギー重粒子 / 重粒子加速器 / ECR-IPAC / プラズマ加速
研究概要

本研究では、既存のECRイオン源にイオン加速用ソレノイドコイルを追加し、さらに高エネルギー重粒子高感度分析システムを結合して、がん治療用高エネルギー重粒子発生ECR-IPAC装置の原理実証実験をおこなうことを考えた。そのためにはプラズマ・ビームシミュレーションによる設計と部品製作が必要になる。研究代表者による長年のECR重イオン源の研究で得られた、プラズマ中での電子とイオンの関係の知見を取り入れたプロトタイプ装置を検討し、横方向収束用多極磁場も考慮してシミュレーションをおこない、磁場配置を決定するとともに不足する磁場コイルを製作した。このとき、最初の多価イオン発生用ECRイオン源の取り出し側ミラー磁場を、GYRAC電子加速とイオン加速のPLEADE部を共存させる方法をとった。これは生成した多価イオンが低磁場を通りさらに強磁場に入射して、粒子のロスが無いように考えたからである。また、プロトタイプ装置として新しく必要な真空容器やビーム試験用架台を製作した。これらの各構成部品に、過去に開発した高い磁気剛性率をもつ分析磁石を用いた高感度ビーム検出器と飛行時間差検出(TOF)型検出器を備えた測定システムを組み合わせ、実験装置を完成させた。予定よりも設計作業に時間を要したことから、これまでに真空試験と磁場測定を完了し、現在はイオン源部におけるプラズマ生成実験の準備を進めている。今後は引き続き、引き出した重イオンビームのエネルギーや強度の測定、ECR-IPACの加速特性を実験的に解明する予定である。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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