研究課題
挑戦的萌芽研究
内照射治療とは、放射性同位元素(RI)を導入した薬剤を体内に投与し、その放射線により癌細胞を殺傷する治療法である。本研究では、飛程が10nm程度のオージェ電子を放出するRIを導入した放射性薬剤を合成し、腫瘍細胞に対する内照射効果(殺細胞効果)を検討することを目的とする。核を標的とした内照射治療薬剤は、DNAに組み込まれオージェ電子を放出することにより細胞増殖を抑制することが明らかとなった。細胞膜を標的とした治療薬剤では、細胞増殖抑制では無く、細胞自体を殺傷していることが明らかとなり、新しいタイプの内照射治療薬剤開発の可能性が示された。
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Nucl Med Biol
巻: 37 号: 4 ページ: 395-404
10.1016/j.nucmedbio.2009.12.011
Nucl Med Biol.
巻: 37 ページ: 395-404