研究課題/領域番号 |
22659306
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
藤枝 重治 福井大学, 医学部, 教授 (30238539)
|
研究期間 (年度) |
2010 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
|
配分額 *注記 |
3,140千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2010年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
|
キーワード | エクソゾーム / スギ花粉症 / MHC class II / CD9 / CD86 / 細胞間連絡物質 / MHC classII alpha鎖 / CryJ1 / ペプチド / 遺伝情報 / 蔗糖密度勾配 / 樹状細胞 |
研究概要 |
エクソゾームは、ドナー細胞の細胞質内にある親水性の蛋白、細胞膜、その近傍にある蛋白とともに小胞体を形成し、MHC class I、IIの抗原情報を含んでいる。この情報が隣接した細胞内に取り込まれたり、細胞表面の受容体を刺激したりする。そこで舌下免疫療法にて著効した患者血漿中からエクソゾームがそのような効果があるか調べることを目的として、まず血漿中からエクソゾームの分離を試みた。その結果15μgから80μgのエクソゾームが分離できた。さらにウエスタンブロットを行うとMHCクラスIIα鎖、CD9、CD86のバンドが検出できた。しかし抗CryJ1抗体では、バンドは検出できなかった。以上からエクソゾームの回収は可能であるが、やはり量が少ないことが問題であり、更なる検討には、回収量の改善と検出感度の向上が必須であることが判明した。
|