研究課題/領域番号 |
22659317
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 東京大学 (2011-2012) 筑波大学 (2010) |
研究代表者 |
小室 広昭 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (80296128)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,340千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 540千円)
2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 上皮間葉移行 / 小児固形腫瘍 / 神経芽腫 / 遺伝子発現 / 浸潤転移 / 予後 / MYCN / Stage / 浸潤・転移 / RT-PCR |
研究概要 |
上皮-間葉移行(EMT)は上皮細胞が上皮の性質を失い間葉細胞に変化する現象で、近年、癌の浸潤・転移機構に大きく関与していることが明らかになってきた。我々は小児固形腫瘍の代表である神経芽腫におけるEMT関連遺伝子の発現レベルを調べ、腫瘍の進展とEMTとの関係を明らかにすることを目的として研究を行った。結果、KRT19の低発現は神経芽腫の浸潤・転移と関連があり、さらには予後良好な限局した腫瘍(stage1,2)における転移機構にも関与している可能性が示された。ERBB3の低発現もまた、神経芽腫の進展に関与していることが示唆された。このようにEMT関連遺伝子の発現は神経芽腫の新しい予後予測因子になる可能性が示唆された。
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