研究課題/領域番号 |
22659318
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
小児外科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
古川 泰三 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20515291)
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研究分担者 |
木村 修 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (10315963)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,280千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 480千円)
2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2011年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2010年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 先天性横隔膜ヘルニア / ニトロフェン / ボンベシン / 肺低形成 / 横隔膜ヘルニア / 胎仔肺 |
研究概要 |
神経ペプチドであるボンベシン(BBS)が CDH 胎仔ラット肺の成熟に効果があるかについて検証した。妊娠 Sprague-Dawley (SD)ラット(term22)に対し妊娠 9.5 日に nitrofen100mg を経鼻胃管を用いて胃内に投与した。HE 染色では CDH ラット肺で肺胞腔の狭小化、肺胞壁の肥厚が認められ、肺低形成の所見に一致した。また、肺/体重比は normal 群と CDH 群で有意差を認めた(p<0.01)。CDH 群における BBS 非投与群と BBS10μg 投与群では有意差を認めた(p<0.01)。また BBS10μg と BBS50μg 投与群でも有意差を認めた(p<0.01)。以上より CDHラット肺/体重比は BBS 投与量依存性に増加することがわかった。肺成熟度を検索するために、免疫組織学的検索として PCNA(proliferation cell nuclear antigen)染色にて肺組織の増殖度を比較し、また肺の界面活性物質である surfactant 分泌を比較するために surfactantprotein positivecell を検出し定量化する予定であったが、現在進行中であり、データ解析には至っていない。
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