研究課題
挑戦的萌芽研究
齧歯類では恒常的に切歯が伸び続けるため、切歯歯胚には高い分化能と再生能がある。本研究ではこの細胞をヒトエナメル質の再生のソースとして活用することの可能性を探求した。まずトランスクリプトーム解析により若年マウスと老齢マウスの歯胚の遺伝子発現を調べ、次に免疫組織染色とRT-PCR検査によりSox2、Oct4などの発現を調べた。さらに、GFP発現マウスの歯根尖細胞をワイルドタイプマウスの腎臓皮下に移植することにより、歯の構造を伴う硬組織の形成を観察した。現在は細胞をさらに効率よく収集する方法を開発中である。
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