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唾液由来鎮痛物質による新たな顎顔面領域の慢性痛制御理論の確立

研究課題

研究課題/領域番号 22659380
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 社会系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

庄司 憲明  東北大学, 病院, 講師 (70250800)

研究分担者 杉本 是明  東北福祉大学, 総合福祉学部, 教授 (30361158)
笹野 高嗣  東北大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (10125560)
小嶋 郁穂  東北大学, 大学院・歯学研究科, 助教 (80447169)
研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,070千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 270千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード唾液由来鎮痛物質 / 慢性痛 / 痛みストレスマーカー / シアロルフィン / オピオルフィン
研究概要

最近、非定型歯痛、舌痛症および顎関節症などの慢性痛患者は増加傾向にあり社会問題となっている。しかしながら、慢性痛に対する治療法は確立されておらず、診断および治療法の開発は急務であり責務である。近年、パスツール研究所の研究員により、ラット唾液からモルヒネの約3~6倍の鎮痛効果があるシアロルフィンが発見された。しかしながら、いまだこれら唾液由来の鎮痛物質が慢性痛にどのような効果をもたらすかについては明らかにされていない。また、これらの鎮痛効果の評価はラットの行動薬理学的評価であり、疼痛そのものを評価していない等の問題があるため、シアロルフィンを臨床に応用するためには、鎮痛効果の判定(定量)が不可欠である。そこで本研究では、我々が痛みストレスマーカーになることを発見した視床下部CRH(Corticotropin Releasing Hormone)遺伝子、下垂体POMC(proopiomelanocortin)遺伝子(以上、ストレス関連遺伝子)、三叉神経節P2×4レセプター遺伝子(慢性疼痛原因遺伝子)を指標としてシアロルフィンの鎮痛効果を定量的に評価することを目的とした。
H23年度はマウス頬部へホルマリン注射することにより疼痛刺激を与え、その疼痛モデルに対しシアロルフィンを投与しその鎮痛効果について疼痛行動回数を指標として検討した。その結果、シアロルフィン投与マウスの方がコントロールより疼痛行動回数が少なかった。また、シアロルフィンを投与したラットと生食を投与したラットで疼痛行動の回数の差が大きいのは5-10分と30-35分の時間帯であった。以上より、シアロルフィンが前者の時間帯はホルマリンによる第1相の疼痛を後者の時間帯は第2相の疼痛を抑制していることを示唆した。

報告書

(2件)
  • 2011 実績報告書
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2012

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Clinical survey of dentinhypersensitivity-like toothache induced by steroid therapy2012

    • 著者名/発表者名
      Yu Endo, Masahiro Iikubo, Noriaki Shoji, Tomonori Ishii, Hideo Harigae, Maya Sakamoto, Takashi Sasano
    • 学会等名
      41th American Association for Dental Research
    • 発表場所
      Tampa USA
    • 年月日
      2012-03-24
    • 関連する報告書
      2011 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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