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特別支援学校における小児看護実習展開の可能性に関する検討

研究課題

研究課題/領域番号 22659421
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分補助金
研究分野 生涯発達看護学
研究機関近大姫路大学

研究代表者

勝田 仁美  近大姫路大学, 看護学部, 教授 (00254475)

研究分担者 永島 美香  近大姫路大学, 看護学部, 講師 (10353103)
女鹿 瞳  近大姫路大学, 看護学部, 助手 (40512661)
研究期間 (年度) 2010
研究課題ステータス 完了 (2010年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2010年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード小児看護学 / 小児看護実習 / 特別支援学校 / 地域看護 / 障害児 / 他職種連携
研究概要

近年子どもも在宅療養化が進み医療的ケアを必要とする子どもも特別支援学校等に通学することが増えている。今回、小児看護実習における特別支援学校での看護基礎教育の実習展開の可能性を明確化することを目的に、全国の特別支援学校の常勤看護師のいる学校の看護師を対象に質問紙調査を行った。その結果として64名から回答を得た(回収率55.7%)。特別支援学校の看護師は、81.3%が小児看護実習の受け入れを依頼された経験はなかった。看護学生に学んでほしいと思う項目は(複数回答)、教諭との連携81.3%、養護教諭との連携78.1%、児童生徒の一般状態の観察76.4%、児童生徒とのコミュニケーション75.0%、児童生徒の家族への対応70.3%、児童生徒の学校での教育・生活67.2%、健康管理体制64.1%であり、看護学生が実習中に体験できる項目で多かったのは、児童生徒とのコミュニケーション73.4%、児童生徒の一般状態の観察54.7%であった。そのほか、見学ならできる項目も挙がっていた。実習指導に関する自由記載では、特別支援学校における実習の意味としてa.看護の視点の広がり、b.障害のある子どもの生活への関心、c.特別支援学校における障害のある子どもへのケア方法、d.特別支援学校における看護職としての機能が挙がり、困難な点としては、実習で目標を達成させられるかや、実習受け入れ体制・状況が整わないことや、子ども達への影響が挙がった。考察として、特別支援学校における実習を受け入れる場合、看護師の雇用状況など受け入れ学校の体制を整えることが課題としてあった。学生に学んでほしい内容は、特別支援学校の児童生徒の理解や他職種との連携など、看護師の役割について学生が学ぶ意味があることを学校看護師も認識していた。また、多くの学校看護師が医療的ケアや児童生徒の教育や生活状況について学生に学んでほしいと考えていた。今後、特別支援学校における実習は、前述の意義等を考慮して目的を特化して行うことで、小児看護の一部として有意義な実習になると考えられた。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ・特別支援学校における小児看護実習の可能性に関する調査 その1-学校看護師への質問紙調査結果の分析-2011

    • 著者名/発表者名
      永島美香、女鹿瞳、勝田仁美
    • 学会等名
      日本小児看護学会第21回学術集会
    • 発表場所
      埼玉県さいたま市(確定)
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] ・特別支援学校における小児看護実習の可能性に関する調査 その2-学校看護師への質問紙調査結果の自由記述欄の分析-2011

    • 著者名/発表者名
      勝田仁美、永島美香、女鹿瞳
    • 学会等名
      日本小児看護学会第21回学術集会
    • 発表場所
      埼玉県さいたま市(確定)
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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