研究課題
若手研究(A)
本研究の目的は、自律神経活動が運動制御に及ぼす影響を解明することである。自律神経活動を賦活する方法として手部を0度の冷水に浸す冷却刺激を用いた。静止立位中、冷却刺激により足圧中心動揺は増加し、その主成分は生理的振戦であった。ヒラメ筋より表面筋電図を取得した結果、筋の律動的な活動が生理的振戦を誘発していることが明らかになった。自律神経活動と生理的振戦との関係をより明確にするために、人差し指の動作調節に及ぼす冷却刺激の影響を検討した。冷却刺激により筋の至適方位に8-12Hz成分の動揺が顕著になった。これら結果より、自律神経活動は、筋紡錘の感度を調節し、運動を制御していることが示唆された。
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Neuroscience Letters
巻: 513 ページ: 146-150