研究課題
若手研究(A)
本研究では出芽酵母に存在する20種類の脱ユビキチン化酵素の性状を網羅的に解析することで、脱ユビキチン化酵素のユビキチン鎖特異性の解明を行った。まず、コムギ無細胞タンパク質合成系により合成した脱ユビキチン化酵素を用いて、K48リンク鎖、K63リンク鎖、ユビキチン前駆体に特異的な脱ユビキチン化酵素を同定した。プロテアソームの脱ユビキチン化酵素Rpn11とUbp6にはK48鎖、K63鎖の特異性はみられず、ユビキチン鎖特異性はユビキチン化タンパク質がプロテアソームに運搬される以前に生じる可能性が示唆された。また、Ubp6はプロテアソーム前駆体に結合する有害なユビキチン化タンパク質を除去することでプロテアソームの分子集合を正に制御するという新しい知見を得た。さらに、定量プロテオミクスの新技術Parallel reaction monitoring法を用いて全てのユビキチン鎖を100アトモルから高感度に測定する手法を開発し、脱ユビキチン化酵素変異株の細胞内のユビキチン鎖を定量し新知見を得た。
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