研究概要 |
コア融合機能を持つメニーコアプロセッサとして開発を進めているCoreSymphonyとして,効率的で現実的なアーキテクチャを提案し,FPGAをターゲットとする実装をおこなった.この研究プロジェクトの主な貢献は次の通りである.(1)効率的で現実的なコア融合機能を持つメニーコアアーキテクチャとしてCoreSymphonyを提案した.既存のアウトオブオーダ実行のコアをベースにして,アプリケーションのバイナリの互換性を維持しつつ,プロセッサのフロントエンド部分での通信を大幅に排除している.(2)CoreSymphonyを実現するために解決すべきマイクロアーキテクチャ的な問題点を明確にした.(3)マイクロアーキテクチャ的な問題点を解決する洗練された方式を示し,その実装を明らかにした.(4)FPGAをターゲットとし,4コア構成の提案アーキテクチャを実装することで,その実現可能性を明らかにした.
|