研究課題
若手研究(B)
神経細胞が機能するためには様々な膜(小胞)輸送過程が関与すると考えられているが、その分子基盤は未だ未解明の部分が多い。本研究では、中枢神経系において樹状突起特異的な膜輸送を司る低分子量Gタンパク質Rabファミリーに焦点を当て分子メカニズムの解明を試みた。その結果、マウス海馬神経細胞において41種類のRabタンパク質の中でただ1つ樹状突起にのみ局在するRabタンパク質であるRab17を同定することに成功した。さらに詳細な解析の結果、Rab17は神経細胞の樹状突起特異的な形態形成において必須の役割を果たしている分子であることを明らかにした。
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