研究課題
若手研究(B)
人間は様々な文脈を利用しながら,その場の状況に応じてことばを理解する.その一つが感情的文脈である.本研究では,感情的文脈を利用してことばを理解するときの脳内処理を明らかにするために,非侵襲的脳機能計測実験を行った.実験結果から,感情的文脈を利用した言語理解には両半球の下前頭部の活動が重要であることが明らかになった.右前頭部で感情的な文脈が構築され,左前頭部で感情的文脈と言語情報とが統合され,感情的文脈に応じてことばが解釈されることが示唆された.
すべて 2012 2011 その他
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 備考 (2件)
Neuroscience Research
巻: 72巻 ページ: 50-58
巻: vol.72, no.1 号: 1 ページ: 50-58
10.1016/j.neures.2011.09.011
http://www.nict.go.jp/press/2011/11/111130.html