研究課題
若手研究(B)
本研究は,脳卒中などの中枢神経系疾患に伴い中枢性循環調節や末梢筋受容器反射がどのように変化するかについて高血圧に注目して検討した.健常のラットに比べ,高血圧ラットでは中枢性および末梢性の循環調節による昇圧反応が有意に大きかった.さらに,健常の場合では末梢筋受容器の刺激による反射性の入力は中枢性循環調節による昇圧反応を抑制するが,高血圧では抑制効果がみられなかった.これら調節機構の異常が高血圧をもたらす可能性が示唆された.
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