研究概要 |
我々は,作業療法の目標設定における意思決定を支援するためのiPadアプリである作業選択意思決定支援ソフト(ADOC)を開発し,作業療法を実施中のクライエント100名を対象に,その信頼性と妥当性について検証した.結果,対象者からは「今回決めた作業療法の目標は自分自身の希望を反映したものである」,「今回決めた作業療法の目標は自分自身納得のいくものである」などの項目で高い値を示した.満足度評価においても,検査者間信頼性, SatisfactionIndexKとの併存的妥当性が確認された.従って, ADOCの意思決定部分は対象者にとって良い意思決定するといった妥当性を有しており,選出した作業の「満足度評価」に関しても信頼性と妥当性があることが示唆された.
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