食品に利用可能な大量分画法によるバイオ燃料副産物から酸化を抑制するペプチド分離

• 研究課題/領域番号: 22700736
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 食生活学
• 研究機関: 京都府立大学
• 研究代表者: 朴 恩榮 京都府立大学, 食保健学科, 助手 (50405239)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
• キーワード: 食品と貯蔵 / 抗酸化 / ペプチド / 大量分画法 / 大量分画

研究概要

小麦グルテンおよび大豆ペプチドを合成アンフォラインを用いない等電点電気泳動であるAutofocusing装置を用いて分画した。Autofocusing画分のin vitroでの抗酸化活性をDPPH、OHラジカル消去能、ORAC法等を用いて検討した。また、豚挽肉に各分画物を添加後、加熱調理し、4および20℃で保存した。保存後の豚挽肉の脂質酸化の程度はTBA法により測定した。豚挽肉に小麦グルテンペプチドおよび大豆ペプチドのAutofocusing画分を添加した場合、グルテンペプチドのすべての画分および大豆ペプチドの酸性・弱酸性画分で脂質の酸化を抑制する傾向が見られた。

研究成果

• [雑誌論文] Effects of the addition of gluten hydrolysates and their fractions with Different pI on Lipid Oxidation in Pork Meat Patties
  • 著者名/発表者名: Park, E. Y., Imazu, H., Matsumura, Y., Nakamura, Y., Sato, K.
  • 雑誌名: J. Agric. Food Chem 巻: (投稿中)
  • 査読あり
• [学会発表] 食品由来ペプチドのin vitro系および食品モデル系での抗酸化活性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 朴恩榮、山田聡子、中村考志、佐藤健司
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 京都
  • 年月日: 2012-03-23
• [学会発表] 食品由来ペプチドのin vitro系および食品モデル系での抗酸化活性 (2012)
  • 著者名/発表者名: 朴恩榮
  • 学会等名: 日本農芸化学会
  • 発表場所: 京都女子大学(京都府)(招待講演)
  • 年月日: 2012-03-23
• [図書] New York, Proteins and peptides as antioxidants, In : Bioactive Food Proteins and Peptides : Applications in Human Health (2012)
  • 著者名/発表者名: Kim, S. K., Wijesekara, I., Park, E. Y., Matsumura, Y., Nakamura, Y., Sato, K.
  • 出版者: CRC Press
• [図書] Proteins and peptides as antioxidants, In : Bioactive Food Proteins and Peptides : Applications in Human Health (2012)
  • 著者名/発表者名: Kim Se Kwon
  • 出版者: CRC Press