研究課題
若手研究(B)
本研究では、概日リズムに影響を与える睡眠及び食事摂取のリズムが、肥満における免疫・炎症性因子や内分泌代謝因子に与える影響を実験的に明らかにすることを目的とした。C57BLマウスに朝型、夜型、及び自由摂取の食餌条件を設定し、OVAで腹腔内免疫を行った。その結果、抗原特異的抗体価には有意な差は認められなかったが、夜型群は自由摂取群と比較して肝臓や胸腺などの臓器重量が有意に少なくなっていた。次に高脂肪食誘導性肥満マウスにおける朝型の食餌条件について検討した。その結果、朝型群は自由摂取群と比較して肥満が抑制される傾向が認められた。また、24時間の行動量にも朝型・夜型による影響が認められた。