研究課題
若手研究(B)
microRNAマイクロアレイを施行し、EGFR変異肺腺癌、KRAS変異肺腺癌、ALK転座肺腺癌に特徴的な発現をしめすmicroRNAをそれぞれ抽出した。パスウエイ解析をした所、EGFR変異肺腺癌ではp70S6K Signalingなどが、KRAS変異肺腺癌ではClathrin-mediated Endocytosis Signalingなどが、ALK転座肺腺癌ではRANK Signaling in Osteoclastsなどが、抽出されたmicroRNAに特徴的なパスウエイであることがわかった。一方、肺小細胞癌は、肺腺癌とともに階層クラスタリングすると、小細胞癌だけで独立した群を形成するSCLC1群と肺腺癌とともに群を形成するSCLC2群の2群にクラスターされた。Kaplan-Meier生存曲線では、SCLC1群はSCLC2群より有意に予後が悪かった(P=0.039)。遺伝子型の異なる肺腺癌に特徴的だったmicroRNAおよび、小細胞癌を予後に差のある2群に分けたmicroRNAについて、公開マイクロアレイデータを使ったvalidationや細胞株レベルの実験により、診断治療への応用へ向けてさらなる検討が必要である。
すべて 2012 2011 2010 その他
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (25件) 図書 (2件) 備考 (3件)
Am J Surg Pathol
巻: 36(1) 号: 1 ページ: 35-42
10.1097/pas.0b013e3182293ec3
Urology
巻: 77(4) 号: 4 ページ: 831-5
10.1016/j.urology.2010.12.008
Pathol Int
巻: 61(4) 号: 4 ページ: 252-8
10.1111/j.1440-1827.2011.02659.x
10031185080
病理と臨床
巻: 29 ページ: 522-8
Lung Cancer
巻: 75 号: 1 ページ: 119-25
10.1016/j.lungcan.2011.05.028
巻: 29(臨増) ページ: 522-8
Arch Pathol Lab Med
巻: 134(1) ページ: 66-72
http://www.archivesofpathology.org/doi/full/10.1043/2008-0586-RAR1.1
巻: 70(1) 号: 1 ページ: 94-102
10.1016/j.lungcan.2010.01.001
Clin Exp Metastasis
巻: 27(6) 号: 6 ページ: 389-97
10.1007/s10585-010-9313-4
http://www.jfcr.or.jp/laboratory/department/pathology/index.html