研究課題
若手研究(B)
日本の森林土壌の有機物分解がリン制限を受けている可能性を調べるため、有機物分解を担う微生物のリン制限について検討した。森林土壌中のホスホモノエステラーゼ活性とホスホジエステラーゼ活性は、可給態P/微生物バイオマス炭素の比と有意な負の相関を示した。また低pH土壌では、リン添加によりデヒドロゲナーゼ活性は有意に増加した。これらの結果は、とくに酸性の森林土壌において微生物がリン制限であることを示しており、有機物分解もリン制限により抑制されていることを暗示している。
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Soil Sci.
巻: 177(1) ページ: 39-46
Soil Science
巻: 177 号: 1 ページ: 39-46
10.1097/ss.0b013e3182378153