各種汚染底質に生息するゴカイ類の浄化機能の解明と応用

• 研究課題/領域番号: 22710083
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境技術・環境材料
• 研究機関: 独立行政法人水産総合研究センター
• 研究代表者: 伊藤 克敏 独立行政法人水産総合研究センター, 瀬戸内海区水産研究所環境保全研究センター, 任期付研究員 (80450782)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2011
• 研究課題ステータス: 完了 (2011年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2011年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円); 2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: 環境浄化 / 環形動物 / プロテアーゼ / セルラーゼ / チトクロムP450 / バイオレメディエーション / コケゴカイ

研究概要

ゴカイ類を用いた海洋底質環境浄化(バイオレメディエーション)技術の確立を目的とし、生息域の異なるゴカイ類の底質浄化能力を比較検討した。その結果、ゴカイ類は種により異なる有機汚濁物質浄化能力、および有害化学物質分解能力を有することが明らかとなった。このことから、ゴカイ類を用いたバイオレメディエーション法を実施するには、各種汚染地域の底質に適した種を選定・利用することが非常に重要であると考えられた。

研究成果

• [雑誌論文] Differences of two polychaete species reflected in enzyme activities (2011)
  • 著者名/発表者名: Ito, K., Nozaki, M., Ohta, T., Miura, C., Tozawa, Y., Miura, T
  • 雑誌名: Marine Biology 巻: 158巻, 6号 ページ: 1211-1221
  • 査読あり
• [雑誌論文] Study of sediment cleanup using polychaete (2011)
  • 著者名/発表者名: Ito, K., Nozaki, M., Kunihiro, T., Miura, C., and Miura T
  • 雑誌名: Interdisciplinary Studies on Environmental Chemistry ページ: 133-139
  • 査読あり
• [雑誌論文] Differences of two polychaete species reflected in enzyme activities (2011)
  • 著者名/発表者名: Ito, K., Nozaki, M., Ohta, T., Miura, C., Tozawa, Y., Miura, T.
  • 雑誌名: Marine Biology 巻: 158 ページ: 1211-1221
  • 査読あり
• [雑誌論文] Study of sediment cleanup using polychaete (2011)
  • 著者名/発表者名: Katsutoshi Ito
  • 雑誌名: Interdisciplinary Studies on Environmental Chemistry-Marine Environmental Modeling & Analysis ページ: 133-139
  • 査読あり
• [学会発表] 4種の環形動物を用いた汚染底質浄化試験 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・隠塚俊満・太田耕平・三浦猛・羽野健志・持田和彦・藤井一則
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会春季大会』、東京、2012年3月
  • 発表場所: 東京
  • 年月日: 2012-03-27
• [学会発表] 4種の環形動物を用いた汚染底質浄化試験 (2012)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・隠塚俊満・太田耕平・三浦猛・羽野健志・持田和彦・藤井一則
  • 学会等名: 平成23年度日本水産学会春季大会
  • 発表場所: 東京
• [学会発表] 環形動物を用いた海洋底質浄化に向けた取り組み (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・隠塚俊満・持田和彦・藤井一則
  • 学会等名: 平成23年度瀬戸内海研究フォーラムin大分
  • 発表場所: 大分
  • 年月日: 2011-08-18
• [学会発表] 海産環形動物の有する汚染底質浄化機能の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・隠塚俊満・持田和彦・藤井一則
  • 学会等名: 2011年日本ベントス学会・日本プランクトン学会合同大会
  • 発表場所: 高知
• [学会発表] 環形動物を用いた海洋底質浄化に向けた取り組み (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・隠塚俊満・持田和彦・藤井一則
  • 学会等名: 平成23年度瀬戸内海研究フォーラム
  • 発表場所: 大分
• [学会発表] The Metabolic Function of Annelid for Bioremediation of 1-Nitronaphthalene (2011)
  • 著者名/発表者名: Ito, K., Onduka, T., Ohta, K., Ito, M., Mochida, K., Ojima, D., Miura. T., and Fujii, K
  • 学会等名: 15 th International Symposium on Toxicity Assessment
  • 発表場所: Hong Kong
• [学会発表] 多毛類の海洋底質汚染物質浄化に係わる物質代謝機構の解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・伊藤真奈・持田和彦・隠塚俊満・太田耕平・三浦猛・藤井一則
  • 学会等名: 第58回日本生態学会札幌大会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] 多毛類の海洋底質汚染物質浄化に係わる物質代謝機構の解明 (2011)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏
  • 学会等名: 日本生態学会第58回大会
  • 発表場所: 札幌
• [学会発表] Study of sediment cleanup using polychaete (2010)
  • 著者名/発表者名: Ito, K., Nozaki, M., Kunihiro, T., Miura, C., and Miura T
  • 学会等名: International Symposium on Modeling and Analysis of Marine Environmental Problems
  • 発表場所: Matsuyama, Japan
• [学会発表] ゴカイ類が有する有機物分解能の分子生物学的解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏・野崎真奈・太田史・戸澤謙・三浦智恵美・三浦猛
  • 学会等名: 平成22年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 京都
• [学会発表] ゴカイ類が有する有機物分解能の分子生物学的解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 伊藤克敏
  • 学会等名: 平成22年度日本水産学会秋季大会
  • 発表場所: 京都大学吉田キャンパス
• [学会発表] Study of sediment cleanup using polychaete (2010)
  • 著者名/発表者名: Katsutoshi Ito
  • 学会等名: International Symposium on Modeling and Analysis of Marine Environmental Problems
  • 発表場所: 松山