研究課題/領域番号 |
22710097
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
ナノ材料・ナノバイオサイエンス
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
石井 治之 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (80565820)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 中空シリカ粒子 / ベシクル / 酵素様活性 / 無機ナノ粒子 / 温度応答性ゲル / 中空シリカ / リポソーム / ナノ粒子ベシクル / ラズベリー構造 / ベシクルテンプレート法 / 形態制御 / 水相合成 / 反応pH / 静電相互作用 |
研究概要 |
本研究では、まず細胞膜を模倣した温度応答性の脂質ベシクルと無機成分の複合化の基礎的研究として、ベシクル界面へのシリカコートを行い、形成するシリカ層の形態制御に成功した。この知見を基に、金属ナノ粒子とベシクルの複合化およびそのシリカコートを検討し、金ナノ粒子およびセリアナノ粒子を複合化した中空粒子合成に成功した。金ナノ粒子の場合はバイオセンサーや水溶媒中での有機合成触媒として、セリアナノ粒子の場合は抗酸化酵素様活性の発現が期待できる。また、温度応答性ゲル内への白金ナノ粒子の担持を検討し、高担持率を達成すると同時に、合成粒子は抗酸化酵素のカタラーゼ活性を発現することを確認した。以上より、温度応答性のベシクルおよび高分子ゲル粒子と酵素の代替である無機ナノ粒子を複合化した、酵素機能を発現可能な刺激応答性微粒子の合成に成功した。
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