研究課題/領域番号 |
22720108
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 東北工業大学 |
研究代表者 |
鈴木 淳 東北工業大学, 共通教育センター, 講師 (10552755)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 帝国主義 / 小説 / センセーション小説 / ニューウーマン小説 / セクシュアリティ / 共謀関係 / ニューウーマン / 優生学 |
研究概要 |
これまでヴィクトリア朝小説は19世紀イギリス帝国主義を維持するための道具とみなされてきた。しかし、本研究において、Sarah GrandとWilkie Collinsのテクストを分析することで、実際には小説が帝国の未来についての不安を映し出していることが分かった。具体的には、Grandの "Eugenia"とThomas HardyのJude the Obscureを比較することで、Hardyがニューウーマン小説の中で主張されている女性の役割に関する帝国主義の言説に挑戦していることを明らかにした。また、CollinsのThe Frozen Deepに注目することで、イギリス人紳士の理性が実はイギリス人の身体の中にある他者性に拠っていることを明らかにした。
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