配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2010年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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研究概要 |
遂行理論では,設計したメカニズムが複数個の均衡を持つとしても,それらの均衡アウトカムはすべて必ず社会目標に一致するので,複数個の均衡を持つことは理論的には問題とされない.しかしながら,複数均衡を持つメカニズムを現実の制度に適用するとなると,人々がどの均衡の達成を目指すのかという均衡調整問題が発生する.本研究では,直接表明メカニズムにおいて,フォーカル・ポイント (Schelling (1960)) の概念を使うことで,正直均衡によって均衡調整問題を肯定的に解決することができる可能性があることを被験者を用いた実験で明らかにした.
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