2つの金融危機における経済政策の効果と負担

• 研究課題/領域番号: 22730227
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 経済政策
• 研究機関: 岡山大学
• 研究代表者: 釣 雅雄 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (60401642)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円); 2012年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2010年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: 財政政策 / 政府債務 / 物価変化率 / 金融危機 / 世界金融危機

研究概要

本研究では,金融危機などの経済ショックに対する財政政策は,景気浮揚の効果が期待される一方で,政府債務を増大させてしてしまうことに着目し,金融危機と財政・財政政策の効果及び負担の関係を分析した。特に低金利と低いインフレ率に着目して,これらが政府債務の利払い負担を軽減する一方でその破綻リスクが存在するにもかかわらずそれを隠してしまうことを示した。インフレとの関係では,物価変化が政府債務負担へどのような影響を与えるのかを分析した。

研究成果

• [雑誌論文] Default Risks of Government Debt with Locally non (2011)
  • 著者名/発表者名: Masao Tsuri
  • 雑誌名: Ricardian Fiscal Policy with a Case of Japan 巻: I-81 ページ: 1-22
• [雑誌論文] Impact of Global Financial Crisis on Japanese Economy (2011)
  • 著者名/発表者名: Masao Tsuri
  • 雑誌名: The Exchange Intervention as a Fiscal Policy 巻: I-82 ページ: 1-14
• [雑誌論文] Default Risks of Government Debt with Locally non-Ricardian Fiscal Policy with a Case of Japan (2011)
  • 著者名/発表者名: Nasao Tsuri
  • 雑誌名: 岡山大学経済学部Discussion Paper 巻: I-81 ページ: 1-22
• [雑誌論文] Impact of Global Financial Crisis on Japanese Economy : The Exchange Intervention as a Fiscal Policy (2011)
  • 著者名/発表者名: Masao Tsuri
  • 雑誌名: 岡山大学経済学部Discussion Paper 巻: I-82 ページ: 1-14
• [備考]
  • URL: http://www.e.okayama-u.ac.jp/~tsuri/okad/tsuri_masao.html