研究概要 |
省エネ行動促進のためのコミュニケーション内容と受け手との関係性や,効果的な内容について検討することを目的とし,家庭用エネルギー診断による検討を行った。その結果,効果を質問紙で測定した行動実践度で捉まえると,エネルギー消費量の小さい受け手で,エネルギー診断を繰り返す度に省エネ行動を積極的に取り組む傾向がみられ,このような受け手の省エネ行動に対するベネフィット評価が高まっていることが確認された。これに対して,実測したエネルギー消費量でコミュニケーション効果を捉まえると,普段から消費量の大きかった受け手の方が,少しの行動で大きなエネルギー消費削減効果があるために,コミュニケーション効果が高いといえることが明らかになった。
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