研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,負債の公正価値測定と報告企業の信用状態の変化を中心に,公正価値会計が抱える問題点について検討することである。本研究の主要な成果は,次のとおりである。(1)理念型の公正価値会計を含め,IASBとFASBが提案した方法では,金融負債の公正価値測定の問題点を解決することは難しい。(2)貸借対照表を重視する会計モデルは,意思決定支援機能と契約支援機能を損なう可能性がある。(3)公正価値会計は,銀行の行動に影響を及ぼし,景気変動増幅効果をもたらす可能性がある。これらの結果は,資産と負債を公正価値で測定するストック重視の会計が会計情報の有用性を損なう可能性を示している。
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