研究課題/領域番号 |
22730360
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
浅野 敬志 首都大学東京, 社会科学研究科, 准教授 (30329833)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2012年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 経営者予想 / アナリスト予想 / 資本市場 / 企業価値評価 / 自発的情報開示 / 情報開示行動 / 利益調整行動 / アナリスト |
研究概要 |
本研究の目的は、わが国の企業を対象に、経営者が開示する業績予想の特性とそれに対するアナリストや市場の反応を実証的に分析することにある。分析の結果、次のことが明らかになった。 (1)わが国の経営者は各事業部の予算を積み上げ、当期の実績値と対比されることを意識しながら、前期実績を考慮して期初予想値を作成する。そして、その予想値を報告利益の目標値にする経営者が多い。 (2)市場はアナリストや経営者の予想利益を上回る業績を残した企業に好感するため、経営者は保守的な期初予想を好む傾向にある。またそのような業績予想の下方バイアスは毎期継続することが多い。 (3)アナリストや市場は経営者の期初予想値の信頼性を判断し、自らの予想や価格に織り込むが、迅速に織り込むというわけではない。
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