ナラティヴ・アプローチによる高齢者の不随意的・協同構成的回想の探索的研究

• 研究課題/領域番号: 22730509
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 教育心理学
• 研究機関: 大阪大学 (2011-2012); 奈良女子大学 (2010)
• 研究代表者: 野村 晴夫 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 准教授 (20361595)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円); 2012年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2011年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2010年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 生涯発達 / ナラティヴ / 回想 / 高齢期 / 不随意的想起 / 協同想起 / 高齢者

研究概要

高齢期において,生涯発達心理学的・臨床心理学的機能が想定される回想の不随意的・協同構成的性質について,回想を自伝的記憶についての「語り・物語(ナラティヴ)」と捉えるナラティヴ・アプローチによって探索した。その結果,不随意的回想の個人差,生起する機序が明らかとなった。また,夫婦間の協同構成的回想の類型やパターンが提起され,互いに回想内容の正当性を主張し,齟齬を調整する相互作用が見受けられた。

研究成果

• [雑誌論文] 心理療法のプロセス研究におけるナラティヴ・アプローチの意義 ： 研究者の「私」の表し方，クライエントの視点への近づき方. (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 雑誌名: ナラティヴとケア 巻: 4 ページ: 10-16
• [雑誌論文] 心理療法のプロセス研究におけるナラティヴ・アプローチの意義 研究者の「私」の表し方,クライエントの視点への近づき方
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 雑誌名: ナラティヴとケア 巻: 4号 ページ: 10-16
• [学会発表] 中高年の自己語りが誘発する不随意的想起: 外なる語りと内なる語り (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本教育心理学会第54回総会
  • 発表場所: 琉球大学
  • 年月日: 2013-11-23
• [学会発表] Individual differences in involuntary memory recall among Japanese elders (2013)
  • 著者名/発表者名: NOMURA HARUO
  • 学会等名: 16th European Conference on Developmental Psychology
  • 発表場所: Lausanne, Switzerland
  • 年月日: 2013-09-03
• [学会発表] 人生の変化を考える:何によって,如何に,誰に訪れるのか (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第24回大会
  • 発表場所: 明治学院大学
  • 年月日: 2013-03-17
• [学会発表] 高齢者はいつのことを思い返すのか:不随意な回想の日誌に基づく類型別の検討 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第24回大会
  • 発表場所: 明治学院大学
  • 年月日: 2013-03-15
• [学会発表] ナラティヴアプローチの可能性:生活史をどのように聴くか (2012)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本心理臨床学会第31回大会
  • 発表場所: 中京大学
  • 年月日: 2012-09-14
• [学会発表] ナラティヴ・ベイスト・リサーチの可能性 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本心理学会第75回大会
  • 発表場所: 日本大学
  • 年月日: 2011-09-15
• [学会発表] 外なる語りと内なる語り:日誌法による不随意記憶の事例から (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本心理学会第75回大会
  • 発表場所: 日本大学文理学部(東京都)
  • 年月日: 2011-09-15
• [学会発表] ナラティヴアプローチによる治療的意味生成過程の検討 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本心理臨床学会第30回大会
  • 発表場所: 九州大学
  • 年月日: 2011-09-02
• [学会発表] 現代発達心理学の行方を占う:社会・文化に生きる人間 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第22回総会
  • 発表場所: 東京学芸大学
  • 年月日: 2011-03-26
• [学会発表] 現代発達心理学の行方を占う-社会・文化に生きる人間- (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第22回総会
  • 発表場所: 東京学芸大学
  • 年月日: 2011-03-26
• [学会発表] ナラティヴアプローチの可能性：生活史をどのように聴くか
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本心理臨床学会第31回大会
  • 発表場所: 中京大学
• [学会発表] 中高年の自己語りが誘発する不随意的想起： 外なる語りと内なる語り
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本教育心理学会第54回総会
  • 発表場所: 琉球大学
• [学会発表] 高齢者はいつのことを思い返すのか：不随意な回想の日誌に基づく類型別の検討
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第24回大会
  • 発表場所: 明治学院大学
• [学会発表] 人生の変化を考える： 何によって，如何に，誰に訪れるのか
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 学会等名: 日本発達心理学会第24回大会
  • 発表場所: 明治学院大学
• [図書] 心理学事典 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 出版者: 誠信書房
• [図書] 発達心理学事典 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 出版者: 丸善
• [図書] 心理学辞典 (2013)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 出版者: 誠信書房
• [図書] 発達科学ハンドブック第5 巻社会・文化に生きる人間(2012) (2012)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 出版者: 新曜社
• [図書] 心理臨床学事典 (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 出版者: 丸善
• [図書] 心理臨床学事典(項目「ナラティヴ・アプローチ」) (2011)
  • 著者名/発表者名: 野村晴夫
  • 総ページ数: 2
  • 出版者: 丸善(株)