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広汎性発達障害における動的表情の表象の障害:心理学・神経科学研究

研究課題

研究課題/領域番号 22730579
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 実験心理学
研究機関京都大学

研究代表者

佐藤 弥  京都大学, 准教授 (50422902)

研究期間 (年度) 2010 – 2011
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード情動 / 表情
研究概要

本研究は,PDD者における表情コミュニケーション障害のメカニズムを解明するため,動的表情を処理する心理・神経基盤を探究することを目的とした.
まず,PDD者を対象とした現実の表情コミュニケーション障害の臨床報告,静的および動的表情を刺激とした実証心理学研究,静的および動的表情を刺激とした神経科学研究について,広く先行研究を概観した.その結果,静的刺激を用いた研究に比べ,動的表情刺激を用いた心理学・神経科学研究の結果は比較的一貫して,PDD者における表情についての心理的処理および脳活動の問題を示すことが判明した.
続いて,PDD者を対象として動的表情に対する変化速度の自然さ評定を調べる目的で,定型発達者を対象とした先行研究(Sato & Yoshikawa, 2004 : Cognition & Emotion, 18, 701-710)に基づいた心理実験パラダイムを構築した.数名のPDD群および定型発達群を対象として予備実験を行った.その結果,若干の修正が望ましいことが判明し,実験パラダイムを修正した.修正実験パラダイムを用いて,検査予定のPDD群に年齢・性別を対応させた定型発達者15名を対象として本実験を実施した.その結果,先行研究と同様に,表情によって変化速度の自然さ評定が異なることが確認された.この実験パラダイムを用いて,PDD群を対象とした心理実験を開始した.
また,心理実験と現実の対人コミュニケーション障害の相関関係を調べるため,先行研究に基づいて,構造化面接から得られる対人コミュニケーション障害スコアを作成した.30名のPDD者を対象とした予備的検討の結果,分散の正規性などが確認され,相関算出が可能であることが示された.

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書

URL: 

公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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