研究課題
若手研究(B)
大正・昭和戦前期農村の旧制中学校に着目して、そこで展開された郷土教育の実践を分析した。農村の郷土教育を国家の教化政策、郷土教育連盟理論の受容対象と捉えられてきた従来の研究に対し、農村の旧制中学校では「農村幹部」養成に力点を置き、地域の小学校と連携しながら人材育成を行っていた点について明らかにした。戦前の複線型教育制度のもとで旧制中学校は、旧制高校・大学へと進学可能なエリート養成コースととらえられてきた。しかし、農村の旧制中学校では地域社会の課題に焦点をあてた教育実践を行っていたことから、本研究はこれまで論じられてきた役割と異なる側面を描き出した。
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教育実践開発研究センター研究紀要
巻: 第23号 ページ: 55-63
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巻: 第22号 ページ: 77-85
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公民教育研究
巻: 第20号 ページ: 1-16
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