研究課題/領域番号 |
22730624
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
成 玖美 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 准教授 (40363949)
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研究期間 (年度) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2013年度)
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配分額 *注記 |
3,611千円 (直接経費: 2,777千円、間接経費: 833千円)
2013年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2012年度: 881千円 (直接経費: 677千円、間接経費: 203千円)
2011年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 保育 / 多文化 / ジェンダー / エスニシティ / 保育所 / 多文化保育 |
研究概要 |
平成24年度は、育児休業明けの半年間の研究期間となり、補助金も減額申請をして限定的な研究活動となった。具体的には、2つの柱で研究を進めた。 第1に、名古屋市内および近郊の保育園を訪問し、外国人の子どもの保育状況について、予備的調査をおこなった。中には、園児の8割を外国人が占める園もあった。この地域では、特に保育士と外国人の子どもや親との意思疎通(言葉の問題)への関心が高く、自治体の対応もある程度進められている。例えば名古屋市では、「保育所ガイドブック・日常会話集」を作成し、日々の保育活動やおたより作成を助けている。 また、子どもの母文化への配慮については、特に宗教面での配慮(行事や食材の見直しなど)への意識はある程度強いが、それ以外は、概ね、日本のやり方に従ってもらうことを、当然と考えていることが伺えた。 本研究の課題に照らせば、外国人の母が抱える文化的違和感等について、コミュニケーションが十分であるとは言えない傾向がうかがえた。こうした点を、今後、本調査によって明らかにする必要がある。 第2に、ルイーズ・ダーマン=スパークスのアンチ・バイアス教育論について、原著にあたり、理解を進めているところである。 尚、年度内には、いずれも成果報告には至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
約1年間の産休・育休をはさみ、年度後期からの研究再開となったが、1年間分の学内業務実施に時間を割かれたこと、および、以前から積み残していた、本研究課題とは異なる研究課題のまとめを優先せざるを得なかったことにより、達成度は遅れているといわざるを得ない。
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今後の研究の推進方策 |
いまだ着手できていない保育所への質問紙調査(本調査)を開始し、年度内に結果をまとめることに集中する。 今後は、学内の「女性研究者支援制度」も用いつつ、限られた研究時間の中で成果を挙げられるよう、努力したい。
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