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発達障害のある者の就労準備に向けた「親の家庭教育用サポートツール」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22730724
研究種目

若手研究(B)

配分区分補助金
研究分野 特別支援教育
研究機関国立障害者リハビリテーションセンター(研究所)

研究代表者

寺田 容子  国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究員 (00510596)

研究期間 (年度) 2010 – 2012
研究課題ステータス 完了 (2011年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2010年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード発達障害 / キャリア教育 / 就労準備教育 / 保護者支援
研究概要

【H22の目標】
発達障害のある高校生の就労準備に向けた親の家庭教育用サポートツールのあり方を構想する
【成果】
(1)キャリア教育・職業リハビリテーションの文献から就労準備に向けた「指導内容」に関するアイディアを抽出し,寺田(2008)の就労準備に向けた学習内容リスト(大項目6項目,中項目26項目)に沿って整理・項目化した後(168項目),親が家庭で取り組み可能と考えられる項目を選定した(全29項目)。
(2)就労準備に向けた実践に先駆的に取り組む「親の会」の会員11名に対し,就労準備に向け「家庭で学習機会を設けやすい内容,設けにくい内容」を尋ねる質問紙調査を実施した(寺田(2008)の学習内容リストの中項目を利用)。その結果,取り組みやすい内容としては「働く上で必要な生活面での態度やスキル」「働くことの必要性」「高校卒業後の選択肢とその特徴」などが挙げられ,取り組みにくい内容としては「雇用率制度を活用した就職で多い職種とその特徴」「雇用率制度を活用した就職に必要な手続き」などが挙げられていた。
(3)発達障害のある高校生段階の子どもを持つ親4名に,寺田(2009)の就労準備ワークブックを用いた家庭教育を依頼し,利用に対する評価を求めた。その結果,就労準備に向け役立ったという意見が挙げられる一方で,思春期の親子対話の難しさなども挙げられた。また,就労準備ワークブックで学んだ知識を実際に行動に移せるようにするために必要とされる新たな教材のニーズも把握された。
(4)(1)~(3)をふまえ,i就労準備に向け家庭で必要とされる様々な学習内容・指導内容のうち,親が優先的に取り組む必要がある内容を検討し,計画を立てるためのシート,iをふまえ,ii親が実際に家庭教育を行う際に利用できる教材案を構想した。発達障害のある子どもの親が置かれる状況とニーズをふまえた上で教材のあり方を検討することができた点が大きな成果である。

報告書

(1件)
  • 2010 実績報告書
  • 研究成果

    (9件)

すべて 2011 2010

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (8件)

  • [雑誌論文] 通常学級の教員への「巡回相談」と「ハンドブック」を併用した特別支援教育のあり方2011

    • 著者名/発表者名
      寺田容子・武澤友広・落合俊郎
    • 雑誌名

      LD研究

      巻: 20 ページ: 121-129

    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 発達障害の児童・生徒に対する親の会における就労準備に向けた取り組みII:キャリア教育をより効果的に取り組むための心理・医療分野(OT・ST)からの提言2010

    • 著者名/発表者名
      宮本昌子・松為信雄・寺田容子・安井宏・武澤友広
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-11
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害のある児童生徒に対する親の会との協働による短期型キャリアトレーニングプログラムの実践I:「よつばカフェ」参加者の「就労準備に向け必要なスキル」に関する自己評価の変化2010

    • 著者名/発表者名
      滝口圭子・寺田容子・宮本昌子・五里江陽子・松為信雄
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-10
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害のある児童生徒に対する親の会との協働による短期型 キャリアトレーニングプログラムの実践II:「よつばカフェ」を通した新たなコミュニケーションに関する指導方法・内容の模索2010

    • 著者名/発表者名
      宮本昌子・寺田容子・滝口圭子・五里江陽子・松為信雄
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-10
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践2年目(3):2年間のプログラムの実際と現在までの成果・課題の報告2010

    • 著者名/発表者名
      庄司百合子・寺田容子・新堀和子・松為信雄
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-10
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践2年目(4):就労準備に向け必要な情報を得て活かしていきやすい講座内容とその特徴とは?2010

    • 著者名/発表者名
      寺田容子・庄司百合子・新堀和子・松為信雄
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-10
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害の児童・生徒に対する親の会における就労準備に向けた取り組みI:2つの先駆的なキャリア教育の取り組みの実際と今後の展望2010

    • 著者名/発表者名
      寺田容子・松為信雄・新堀和子・五里江陽子・ボーバル聡美
    • 学会等名
      日本LD学会
    • 発表場所
      日本LD学会第19回大会(愛知県立大学)
    • 年月日
      2010-10-09
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践2年目(1):地域の関係機関の協力を得て展開する講座の実際と現在までの成果・課題の報告2010

    • 著者名/発表者名
      庄司百合子・寺田容子・新堀和子・松為信雄
    • 学会等名
      日本職業リハビリテーション学会
    • 発表場所
      日本職業リハビリテーション学会第38回大会(神奈川県立保健福祉大学)
    • 年月日
      2010-08-27
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書
  • [学会発表] 発達障害の生徒と親によるキャリア教育の実践2年目(2):生徒に就労準備に向けた「知識」「行動」「意識」の変化はみられたか2010

    • 著者名/発表者名
      寺田容子・庄司百合子・新堀和子・松為信雄
    • 学会等名
      日本職業リハビリテーション学会
    • 発表場所
      日本職業リハビリテーション学会第38回大会(神奈川県立保健福祉大学)
    • 年月日
      2010-08-27
    • 関連する報告書
      2010 実績報告書

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公開日: 2010-08-23   更新日: 2016-04-21  

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