研究課題
若手研究(B)
有限群のモジュラー表現における重要な問題の一つにブルエの可換不足群予想がある。共通の可換シロー部分群をもち同じp局所構造をもつ二つの有限群の主ブロックは導来同値だろうという予想である。この予想の解決には,局所部分群の導来同値を張り合わせて安定同値を得る方法と安定同値を導来同値へ持ち上げる方法を発展させることが重要である。本研究では,導来同値の張り合わせに関連して可換バーテックスをもつスコット加群のブラウアー直既約性についての結果を得,さらにそれを非可換バーテックスの場合へ一般化した。これらの結果を非可換不足群をもつ無限系列の有限群のブロックの森田・導来同値類分類に応用できないか探った。
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Journal of Algebra
巻: 340 ページ: 90-103
Mathematische Zeitschrift
巻: 265 ページ: 161-172