細胞分裂の過程で形成される膜融合状態におけるナノ相分離構造

• 研究課題/領域番号: 22740282
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 生物物理・化学物理
• 研究機関: 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構
• 研究代表者: 山田 悟史 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 助教 (90425603)
• 研究期間 (年度): 2010 – 2012
• 研究課題ステータス: 完了 (2012年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2012年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2011年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2010年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
• キーワード: 生物物理 / 脂質 / 自己組織化 / 量子ビーム / 生体模倣膜 / 相分離 / リン脂質 / X線・粒子線

研究概要

生体膜の主成分であるリン脂質は平面状の脂質二重膜を自発的に形成する。本研究では細胞分裂に関連する特殊な形状を持つリン脂質であるフォスファチジルエタノールアミンが膜融合状態を作るメカニズムを探るために、これと反対の形状を持つ短鎖リン脂質と混合し、相殺効果によって膜融合状態の形成が抑制されることを明らかにした。また、短鎖リン脂質が膜の形態変化に及ぼす影響を調べ、相分離が重要な役割を果たすことを示した。

研究成果

• [雑誌論文] Kinetic process of formation and reconstruction of small unilamellar vesicles consisting of longand short-chain lipids (2012)
  • 著者名/発表者名: N. L. Yamada
  • 雑誌名: Langmuir 巻: 28 号: 50 ページ: 17381-17388
  • DOI: 10.1021/la3026842
  • 査読あり
• [雑誌論文] Design and Performance of Horizontal Type Neutron Reflectometer SOFIA at J-PARC/MLF (2011)
  • 著者名/発表者名: N.L.Yamada, N.Torikai, K.Mitamura, H.Sagehashi, S.Sato, H.Seto, T.Sugita, S.Goko, M.Furusaka, T.Oda, M.Hino, T.Fujiwara, H.Takahashi, A.Takahara
  • 雑誌名: Euro.Phys.J.Plus 巻: 126 号: 11 ページ: 108-108
  • DOI: 10.1140/epjp/i2011-11108-7
  • 査読あり
• [学会発表] Horizontal type neutron reflectometer SOFIA at BL16 in J-PARC/MLF (2011)
  • 著者名/発表者名: N. L. Yamada
  • 学会等名: 1st Asia-Oceania Conference on Neutron Scattering
  • 発表場所: EPOCHAL TSUKUBA, Tsukuba, Japan
  • 年月日: 2011-11-22
• [学会発表] Horizontal type neutron reflectometer SOFIA at BL16 in J-PARC/MLF (2011)
  • 著者名/発表者名: N.L.Yamada
  • 学会等名: 1st Asia-Oceania Conference on Neutron Scattering
  • 発表場所: エポカルつくば(つくば市)(ポスター発表)
  • 年月日: 2011-11-22
• [学会発表] 試料水平型中性子反射率計SOFIA (2011)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会 2011 年秋季大会
  • 発表場所: 富山大学五福キャンパス
  • 年月日: 2011-09-22
• [学会発表] 試料水平型中性子反射率計SOFIA (2011)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会2011年秋季大会
  • 発表場所: 富山大学五福キャンパス(富山市)
  • 年月日: 2011-09-22
• [学会発表] Horizontal type neutron reflectometer at BL16 in J-PARC/MLF (2011)
  • 著者名/発表者名: N.L.Yamada
  • 学会等名: 5th European Conference on Neutron Scattering
  • 発表場所: Clarion Congress Hotel Prague(プラハ・チェコ)
  • 年月日: 2011-08-18
• [学会発表] Horizontal type neutron reflectometer at BL16 in J-PARC/MLF (2011)
  • 著者名/発表者名: N. L. Yamada
  • 学会等名: 5th European Conference on Neutron Scattering
  • 発表場所: Clarion Congress Hotel Prague, Prague, Czech Republic
  • 年月日: 2011-07-18
• [学会発表] 試料水平型中性子反射率計ARISA-II の高 S/N 化(2) (2011)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会第66回年次大会
  • 発表場所: 新潟大学 五十嵐キャンパス
  • 年月日: 2011-03-25
• [学会発表] 高分子の排除体積効果によるベシクルの再構築 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本中性子科学会第10回年会
  • 発表場所: 東北大学 片平キャンパス
  • 年月日: 2010-12-11
• [学会発表] 試料水平型中性子反射率計ARISA-II のアップグレード (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本中性子科学会第10回年会
  • 発表場所: 東北大学 片平キャンパス
  • 年月日: 2010-12-10
• [学会発表] 試料水平型中性子反射率計ARISA-IIのアップグレード (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本中性子科学会第10回年会
  • 発表場所: 東北大学
  • 年月日: 2010-12-10
• [学会発表] 排除体積効果によるベシクルの再構築 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会 2010 年秋季大会
  • 発表場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
  • 年月日: 2010-09-25
• [学会発表] 中性子反射率計 ARISA-II における多次元構造解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会 2010 年秋季大会
  • 発表場所: 大阪府立大学中百舌鳥キャンパス
  • 年月日: 2010-09-24
• [学会発表] 中性子反射率計ARISA-IIにおける多次元構造解析 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田悟史
  • 学会等名: 日本物理学会2010年秋季大会
  • 発表場所: 大阪府立大学
  • 年月日: 2010-09-24
• [備考] 人工細胞膜の変形挙動を解明
  • URL: http://imss.kek.jp/news/2012/topics/121211vesicle/index.html
• [備考]
  • URL: http://sites.google.com/site/nlyamada/
• [備考]
  • URL: http://sites.google.com/site/nlyamada/