研究課題
若手研究(B)
中新世温暖期における日本と東南アジア(フィリピン・インドネシア)の貝類化石群の比較を行い,当時の海洋生物地理と海洋気候の検討を行った.その結果,日本と東南アジアには共通種は存在するもののその割合は非常に低く(5%以下),それぞれは独自の生物地理区を形成していたと考えられる.その数少ない共通種であるMelongena lainei系列の地理的分布の時代的変遷を明らかにした. MMCO期の二枚貝化石殻の同位体分析に基づく古水温推定は今後の課題として残された.
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