研究課題/領域番号 |
22750101
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
高分子化学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
小山 靖人 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (10456262)
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連携研究者 |
高田 十志和 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (40179445)
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研究期間 (年度) |
2010 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2011年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2010年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | ロタキサン / エラストマー / ニトリルオキシド / アンビデント反応剤 / ポリロタキサンネットワーク / ロタキサン架橋剤 |
研究概要 |
汎用エラストマー上に精密に合成された複雑な分子素子を自在に集積できるような「アンビデント反応剤」の合成と、それを用いる「インターロック架橋法」の開発を目的に研究を推進し、得られた素子・素材の特性評価を行った。その結果、(1)安定ニトリルオキシドと電子吸引性官能基を併せ持つアンビデント反応剤を各種合成し、フラグメント間のケミカルライゲーションに有用であることを実証した。また(2)高分子安定ニトリルオキシド反応剤の合成に成功した。ロタキサン連結点を持つポリマーの合成法についても検討し、(3)サイズ相補性末端封鎖基を有する[ 3]ロタキサン素子を利用するケミカルリサイクルシステムを見いだした。また(4)ロタキサン連結点を有する様々な超分子ポリマーの新規合成法の確立をそれぞれ達成した。さらに汎用ポリマーにインターロック架橋点を融合するツールとして、(5)新規[ 3]ロタキサン架橋剤を見いだした点も本研究の成果と言える。さらに本研究で得られた知見を総括することで、モデル系(ナノスケール)での分子挙動とマクロスケールに現れる現象をそれぞれ比較・評価し、相関関係を精査した。
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