| 研究概要 |
相分離を伴うゾル-ゲル反応を用いて,サブミクロン空間が精確に制御された金属酸化物の多孔体を合成し,光の輸送特性を調べた。屈折率の高いTiO_2(ルチル型)多孔体では,色素溶液との組み合わせにより光の局在化に基づくランダムレーザー発振が観察された。一方, Ce^<3>+を添加したYAG結晶多孔体においては,格子の不完全構造(欠陥等)によりCe^<3>+の光化学反応が起こると同時に,多重散乱光の干渉により高密度光記録効果が現れることを明らかにした。また,本研究に関連した結果として,金属-誘電体コア-シェル型ナノ粒子分散媒体を用いると,ランダムレーザー発振の閾値が低下することを見出した
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