研究概要 |
一般情報源のクラスに対してユニバーサルなSlepian-Wolf符号が存在するための条件について研究し,符号器と復号器が共通の補助情報を利用できる場合にユニバーサルな符号を構成できるのであれば,ユニバーサルなSlepian-Wolf符号も構成できることを明らかにした.また,符号語長が有限の場合の誤り確率と符号化率とのトレードオフに関する解析も行った.更に,対数型歪み測度の下でのHeegard-Berger符号化問題について考察し,その特別な場合である補完情報伝送問題に対する達成可能領域を明らかにした.
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