研究概要 |
生物の適応的ロコモーションは, 膨大な身体自由度の間に生み出される動きの位相的関係と筋力の空間的関係の双方が整合的に噛み合って実現されている.本研究では, 一次元状の単純な身体構造であるにも関わらず巧みな振る舞いを示すヘビをモデル生物として採り上げ, そのロコモーションに内在する自律分散制御則を明らかにすることを目的とした.まずヘビのロコモーションを記述する数理モデルを構築した.モデルの妥当性はシミュレーションにより検証した.さらに, ヘビ型ロボット実機を開発し, 実世界でのモデルの妥当性を明らかにした.
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