研究概要 |
独自開発した水中ビデオ顕微鏡カメラを用いて現地におけるフロック密度関数および沈降フラックスを明らかにすることを目的とし,フロックカメラを用いて筑後川感潮域でのフロック沈降特性の観察を行った. SS中のchl-a, pheo-a含有量が増加すると沈降速度が減少傾向にあること, SS中のEPS含有量が増加すると沈降速度が増加傾向にあることがわかった.これは,藻類が粘土粒子に比べて密度が小さいために藻類の増加が平均沈降速度を減少させる一方で, EPS自体は粘土粒子同士の接触結合を促進して沈降速度が増加することを表しているとみられた.
|