研究課題
若手研究(B)
本研究によって,黒部川扇状地における観測井の地下水位が統計的に極めて有意に漸減していることを明らかにした.また,降水量や積雪深の有意な増減傾向は認められなかったにもかかわらず,地下水位は季節によらず極めて有意に減少していることが明らかになった.黒部川愛本地点における河川水位と地下水位の関係において,相関性が高い観測井と相関性が低い観測井を明らかにした.既往研究においても,黒部川が地下水涵養に大きな影響を及ぼしていることを指摘しており,最近の状況も同様の傾向であると考えられる.水田面積や畑地面積は減少,宅地面積は増加している.水田面積の変化が地下水位の漸減現象の要因の一つである可能性がある.
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Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering)
巻: Vol.69, No.4
130004558323
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Proceedings of 5th International Perspective on Water Resources & the Environment Conference, Marrakech, Morocco
水工学論文集
巻: 第54巻 ページ: 565-570
http://www.pu-toyama.ac.jp/EE/tebakari/index.htm